パスポートには、ハーフの子どもの名前を、希望するつづりで記載したい
でも、日本のパスポートは、ローマ字表記しかできないの?
今回の記事では、カナダ人夫と日本人妻が、子どものパスポートの名前を、非ヘボン式にできるのか確認してきました
パスポートの氏名表記は、ヘボン式
旅券法により、パスポートの氏名表記は、戸籍に記載された氏名をヘボン式ローマ字で表記することになっています
例外的に、ヘボン式以外のローマ字表記を希望することもできます!
非ヘボン式の名前にしたい理由
ヘボン式の名前は不自然
私たちの子どもの名前は、英語圏でも馴染みのある名前です
でも、その名前をヘボン式ローマ字にすると、やっぱり違和感があります
例えば、ジョンという名前は、英語圏だと「John」というスペルになることが多いです
でも、ヘボン式だと「Jon」
なんだか自分の名前ではないような気がしてしまうんですよね
2つのパスポートが、違うスペルになる
2重国籍の子どもは、2つのパスポートを持つことができます
私たちの子どもは、いずれカナダのパスポートも申請しますが、氏名表記は、英語圏で違和感のないスペル(例:John)にするつもりです
もし、日本のパスポートがヘボン式だと「Jon」になり、違うスペルになってしまいます
ハーフの方で、そういう方はたくさんいるはずなので、問題ないとは思いますが・・・
万一のトラブルを防ぎたいので、できれば統一したいです
非ヘボン式にするには書類が必要
非ヘボン式の表記にしたい場合には、基本的に「使用実績を示すつづりの確認ができる書類」が必要です
具体的には、外国の公的機関が発行した書類や、下記のような書類を提出しなければなりません
婚姻証明書
外国のパスポート(本人/配偶者/父母)
条件をクリアすれば、好きなスペルで表記できる
私たちの娘は、生まれてすぐパスポートを作成したかったので、提出できる書類はありませんでした
窓口で尋ねてみると、初めてのパスポート申請に限り、使用実績を示す書類がなくても、名前の表記を好きなスペルにできるとのことでした
注意点
一度、申請したスペルは、原則変更ができません
私たちも、間違いがないよう、何度も確認して提出しました
また、名前の表記を好きなスペルにできるかは、ケースバイケースです
私たちの子どもの名前は、日本語も英語もほとんど発音が変わりません
戸籍の名前の発音と、全く異なるスペルが希望できるかどうかはわかりません
パスポートセンターによっても、対応が異なるかもしれないので、希望する場合は、一度窓口で相談してみてくださいね
他の選択肢
「別名併記」をする方法もあります
例えば、二重国籍の方の場合、日本名と外国名の両方を記載することができます
例:Jon(John)
窓口の方からは、今回の申請では、ヘボン式ローマ字で表記をし、後日、公的書類が用意できたら、別名表記にすることもできると言われました
ヘボン式ローマ字で表記することのメリットもあるからです
例えば、国内でパスポートを身分証明として使用する場合、名前の読みがはっきりわかりますよね
私たちの場合、パスポートを身分証明として使うことがほぼないので、別名併記はしませんでした
今回のパスポート申請では、名前のつづりを確認できる書類はありませんでしたが、非ヘボン式にできるか、ダメ元で相談してみました
対応してくれた方は、すごく親身になってくださいました
その結果、幸運なことに、希望するつづりで表記できることになりました
同じように、パスポート作成に悩まれている方に、少しでも参考になれば嬉しいです
Have a nice day!
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